いい点も多いが悪い点も目立つ 使う人を選ぶペンケース LOONLOON 567 レビュー
過去に大切にしてたペンがいつの間にか傷つけてしまったことがありました。
それ以来必ずペンを固定できるペンケースを買おうと思っていたんですが、なかなか筆箱として使えそうなものがなかったんですよね.
この筆箱を紹介していたYouTuberがいたんですよね。
固定できるタイプの筆箱で、見た目が好みだったので一瞬で買ってしまいました。
もう使ってかなり経っていて出遅れた感がありますが、長期使用レビューとして具体的な寸法や実際起きたハプニングなども交えながら紹介していこうと思います。
寸法は個体差がある可能性もあり、結構前に買ったもので、メーカーが設計変更を行っていることもあり得るので参考程度にお願いします。
外観と質感
シリーズによる生地の違い
私が買ったのはストーンシリーズですが、他にはメロウシリーズとレイニーシリーズがあります。
違いは、ストーンシリーズは大理石のようなエンボス加工がされた生地が、メロウシリーズは細かいチェック柄のような生地、レイニーはメロウのようにチェック柄にはなていますが、縦線と横線の接合部が雫のような形をしている生地が使われています。
シリーズによってカラーバリエーションが違うので、好きな色と生地のものを選べばいいんじゃないかなと思いました。
ここからは私が買った、ストーンペンケースの紹介になります
外観
チャックとプラスチックパイピングがアーチを描いていて、スタイリッシュだなと感じます。
縫い目が目立たないようになっているのもいいです。
ロゴは、ダサいわけでもなく、型押しになっているため、使われている生地の色より少し濃い色になっているので、いい感じに本体とうまく馴染んでいます。
塗装によるものでないので、塗装剝げする心配もないです。
また、内部にタグのようなものがついていて、ロゴが見えない面で置いてもロゴがわかるような工夫がされています。
表面の生地
エンボス加工のようなものがなされていて、凹凸があります。
模様のようなものは、印刷されているようです。
経年変化によって変わってしまった可能性があるので何とも言えないですが、表面は意外とつるつるしています。
チャック
とてもスムーズに動くので気持ちいいです。
チャックの引手のデザインはLOONLOONの''OO''の部分と同じデザインになっていて、LOONLONN曰く特許を取っているとのこと。意匠権だと思いますが…
品質
品質は良好です。
ですが、少し気になった点がありました。
ペンホルダーのゴムを固定する板のようなものがあって、そこに布のようなものが張ってあるのですが、そこにゴミのようなもの2つが入っています。
明らかに凸凹していて、くっついているのかなかなか剝がれません。
それ以外に関しては縫い目も綺麗で、糸が出ていたところもあったのですが、切れば問題ないと思うので大丈夫だと思います。
内部の収納
収納はペンホルダーと、メッシュポケットがあります。
ペンホルダー
横幅の寸法 ※個体差があるので、参考程度にお願いします。
奥から手前に 2.2cm 1.5cm 1.15cm 1.1cm
これが目当てで購入を検討している方が多いと思います。
ペンホルダーはゴム製で、手前になるにつれてゴムの間隔が狭くなってます。最初の方はなかなか硬くて抜き差しするのが大変なんですが、使っていくうちにゆるくなっていきます。
ホルダーがあることによって、そのまま入れるよりかはかなりペンが傷つくことが少なくなると思いますが、ペンのクリップが正面から斜めに向いてしまって、木軸のペンがへこんでしまうなんてことがありました。
ホルダーだからといって、絶対に傷つくことはないわけではないので、ホントに傷つけたくないペンは、中央にあるメッシュポケットに入れておいたほうがいいと思いました。
1つ注意としては絶対にラバーグリップのペンは差さりません。
細軸のペンでさえつかかってまともに抜き差しできないです。
スマッシュなどは大丈夫らしいです。
どうしても持っていたいという人は中央にあるメッシュポケットに入れておくのもありだと思います。a-gelのクルトガも入れることができました。
メッシュポケット
横幅の寸法 ※何も入っていない時の実測値です。参考程度にお願いします。
側面(ペンホルダー側) 横幅 6.3cm
中央 横幅 2.8cm
側面 横幅 6.8cm
どれもメッシュポケットの高さは13cmで、最高18cmのものものまでなら入る。見た目や使い勝手を考えると高さ14~17cmのものを入れるのが最適だと思った。
中央は直径1.1cmまでのものなら難なく差せた。
メッシュポケットは左右に比較的大きめのものと、その間にに一本差し用のものがあります。
個人の感想としては左右のメッシュポケットにペンを入れるのはあまり実用的でないです。
そこに入れてしまうとかなり分厚くなってしまって、見た目があまりよくなくなってしまいます。
入れるとしてもクリップがホルダーに収納しているペンにぶつかって傷つけてしまうと思うので、左側のみのほうがいいです。
消しゴムはどこに入れればいいのか
このペンケースを買う前からずっと思っていたのが、消しゴムはどこに入れればいいのか。
LOONLOONは下の部分に収納すればいいと考えているようですが、ここに収納するのは無理があると思います。
結構小型な消しゴムでもホルダーに収納しているペンの先端にぶつかってしまい、スリーブがボロボロになります。
自分の場合はクリップの部分まで差すので、ペン先が結構下まで行ってしまい、そもそも入れるスペースがありませんでした。
ですがそれを解決するためには方法が2つあると思います。
上の空いてるスペースに入れておく
このペンケース、下部には収納が集中しているものの、上部には割とスペースがあります。なのでこのスペースに入れておくといいんじゃないかと思っています。
ここならスリーブが傷ついてしまうこともありませんでした。
ペン消しを使う
この筆箱はペンを収納するスペースは結構あるので、ペン消しを使うのもありだと思っています。
私は消しゴムを結構使うので、ペン消しは使えません。
一通り主流なメーカーのペン消しを使ってみてはいるんですが、どれもやたら消しゴムが硬くてなかなか文字を消すのに苦労します。
MONO ONEはちゃんと使えますが、あれはまあペン消しではないと思います。
シャー芯の収納
これに関してはよくある平たい奴は入れることができません。
シャー芯ケースを買うか、デルガードやクルトガ、無印良品のなどのケースが筒形になっているシャー芯を買えば、ペンホルダーに差して収納できます。
どのように使うのが最適か
このペンケースはコンパクトなゆえに入れれるものが少ないです。
無理に入れてしまうと最悪壊れたり変形してしまいます。
何をどのようにに収納するのが最適か考えてみました。
ペンホルダー
ペンは手前から3つのところに入れて、一番奥にシャー芯ケースを入れるのがいいと思います。
メッシュポケット
ペンホルダー側には定規や付箋などの薄いもの。
中央には傷つけたくないペンや、ペンホルダーにさすのが困難なラバーグリップのペンや多機能ペン。はさみや、スティックのりなどのペン型の道具を入れるのもありだと思います。
臆面には本体が膨れない程度で好きなものを入れればいいと思います。
自分はニーモシネの161を入れています。
何故かサイズがぎりぎりあっていて、メモを取る場面が多いから便利なんですよね。
高さが足りなくて下まで入ってしまうのが難点ですが…
4カ月ほど使ったら
このペンケースをかって4ヶ月ぐらいなんですが、どのような感じになっているのか見ていこうと思います。
使用頻度はほぼ毎日で、まあまあ丁寧に扱っています。
プラスチックパイピングの摩耗
気にならないレベルですがパイピングが摩耗しています。
生地の汚れと摩擦による剝げ
汚れたら定期的に拭いたりしているんですが、よく擦れそうなところが、汚れて黄ばんでしまっています。
また摩擦によって生地が剝げています。
てか全体的に買った当初より黄色くなています、買ったときは最も寒色寄りのグレーでした。
ですが全体的に色が変わっているので、劣化してる感あありません。
むしろ味が出ている?
どっちにしろ他の人も言っていましたが、白や淡い色味のものはなるべく避けたほうがいいです。
結構汚れが目立っていました。
糸が緩くなっている
見てもらえばわかると思いますが、糸が緩くなっています。
ペンホルダーの摩耗
ペンの抜き差しを日常的に行っているため、摩耗して少し白くなっています。
これはそこまで目立つものでもなく、撮影が困難だったため写真はありません。
チャックの塗装剝げ
チャックは黒色に塗装されているので、当たり前ですが塗装が剝げました。
これは使っている以上しょうがないことなので、何とも言えません。
結論
品質、質感、価格、デザイン共に良好でかなりコストパフォーマンスが高い製品です。
耐久性に関しても、これはダメだろと思うようなこともなかったので特に問題ないと思います。
収納も多いですが、コンパクトにするために横にした状態での収納ができません。
一般的なシャー芯ケースが入らないことと、消しゴムの収納がないこと、ラバーグリップのペンが使えないことに対してデメリットを感じないのであれば買うのはありなのではないかと感じました。
使う人によって、大きく評価が変わるのではないでしょうか。
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